夏目漱石の『こころ』を読み終えた。急展開するところがあちこちにあって、最後のほうは一気に読み終えた。親友を裏切って恋人を得た先生が、そのせいで自殺した親友のことで、生涯悩み、最後には自殺にまで至る。明治の時代の知識人の内情が少し垣間見える・・・かな?
明治天皇や乃木大将の死によって国民が大きく動揺したりするのは、俺には理解できない。ってか今の天皇に異常なほどの敬語使うのも嫌いだし。だって何も偉い事してるわけでもなく、税金で大邸宅に暮らしているくせして、トロトロとどうでもいいことしゃべるんだから。
昔の人って信じられないくらい素直になれないみたいで、そのおかげで読者は「なんでそこで言わんの!」とか思って、それによって物語に引き込まれるんだろう。なんでも素直に言える人なんかにドラマ性なんかないしね。想いのすれ違いとかが面白いんだから。
すれ違いと言えば、一昔前のケータイが登場する前のドラマでは、すれ違いが多かった。今はケータイがあるから、待ち合わせに急な用事で来れなくなっても、相手にすぐに伝えることができる。一昔前は、片方が待ち合わせに来なくて、もう片方が雪の中何時間も待つ、なんてことがよくあった。それが面白かったんだけどなぁ・・・
まぁ俺はドラマなんてちゃんと見たのは中学までで、最近のドラマが面白いかなんて言えるわけないんだけど。