『オペラ座の怪人』の字幕。

先日、『オペラ座の怪人』について、クリスティーヌはフラフラしていたという記述をしたんだけど、誤訳のせいだったらしい。
「show you you are not alone」っていうところを、「あなたに惹かれていたことを!」
っていう訳がされてたんだよね。これじゃ、

クリスティーヌがファントムのほうに気持ちがいく

なぜかファントムはラウルとクリスティーヌに帰れと言う

今度はクリスティーヌはラウルとあっさり帰る

という流れになる。
直訳すれば、「あなたは孤独じゃないって事を示してあげる」って感じだろう。そう訳せば、

クリスティーヌは同情、慈愛の気持ちでファントムにキスをする

優しさに触れて自分が無理に求めていた愛は間違いだと気づく

二人に帰れという

という流れになるわけだ。

誤訳に気づかなくて混乱した俺もバカだけど、字幕の人(戸田奈津子)もちょっとこれはひどいと思う。作品のクライマックスくらいは神経質すぎるくらいの訳が必要だと思うんだけど・・・。『オペラ座の怪人』は微妙な気持ちの移り変わりが重要なんだから。
戸田奈津子さんは『ロードオブザリング』なんかの訳もしてるらしいけど、誤訳だらけらしい。
俺がこの作品を見ていて、ここはちょっと?って思うところは原作が字幕によって改竄されたせいだったのか。他にも、ファントムが肉欲に飢えたストーカーに見えちゃうような訳や、日本語的におかしい訳など、英語に詳しくない俺でもおかしいと思ったもんな。でも、俺は原作のストーリーが悪いんだと勘違いしたりしたと(笑)

字幕なしで、英語の皮肉が分かるくらいになりたいと思った。目標があればTOEICの勉強も苦じゃない・・・かな?
誤訳に関する情報はココ↓で見れます。凄まじい誤訳珍訳の数々!(笑)
http://enbi.moo.jp/phantom/phantom-movie.html